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出張IchigoJamプログラム教室 越谷特別支援学校中学部開催レポート

再びお邪魔致しました

2021年10月15日に「越谷特別支援学校高等部」向けの出張IchigoJamプログラム教室を開催いたしました。
その時の様子はこちらにありますのでご覧ください。

高等部生徒さん向けのプログラミング教室開催に際し、事前に先方と打ち合わせをしていたのですが、実はその際に「もし可能であれば、後日中学部の生徒さんにもプログラミング教室を開催できないか」というご相談を戴いておりました。
そこで、2021年10月15日の高等部向け開催日前日の設営作業時に中学部会場の下見を行わせていただき、これなら中学部の生徒さん向けにも開催できそうだという事で、改めて2021年11月18日(木)に往訪し、中学部の生徒さん向けにプログラミング教室を開催させて戴きました。

※出張プログラミング教室を運営するスタッフは全員2週間前から検温し、往訪時のマスク常時着用/手洗い/アルコール消毒の徹底を遵守した上でお伺いしております。

準備・設営

まず、「高等部向けに実施したプログラミング教室の内容をそのまま中学部の生徒さんに実施して大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、全く問題ありません。

KidsVentureでは主に「IchigoJam」という小型のコンピュータを使い「BASIC言語」を使った教室を開催していますが、KidsVentureのスローガンである「電子工作、プログラミングを通じてつくる楽しさを学び挑戦意欲溢れる次世代の創出に貢献」するため、小学生から高校生まで幅広くプログラミングに触れていただけるコンテンツをアレンジし、実施しています。

ということで、早速本題の準備と設営です。

学校では丁度文化祭(越陽祭)の真っ最中で、あちこちに手作りのオブジェが飾られていました。

前回は午前の授業枠をお借りしたので朝から設営作業を行いましたが、今回は給食後の午後の授業枠を戴きましたので、講師・スタッフ全員でお昼前にお伺いし、生徒さんが教室でお昼ご飯を楽しんでいる間に別室でブリーフィングと事前準備を行いました。

また、今回は前回お借りしたコンピュータ室ではなく、普段生徒さんが過ごされている教室をそのまま使わせていただくことになっていたため、給食が終わった後に直ぐに教材を配布できるよう、あらかじめIchigoJam一式をパッケージングして持ち込みました。
これがその一式で、小さいスペースの中にIchigoJamと電源(モバイルバッテリー)、モニターがセットになっています。

13時過ぎになり、生徒さんの給食が終わったタイミングを見計らって教室にお邪魔し、10分程度で一気に教材を生徒さんの机に配布しました。

今日のプログラミング教室参加者は6名で、そのうち5名が女の子!
今までは何となく男の子が多かったのですが、今日は全く逆です。

講師を務める松田先生も、皆にプログラミングを楽しんでもらえるどうか、内心ドキドキしながら準備を進めています。

プログラミング教室

高等部開催に引き続き今回も中井先生からご挨拶を戴き、本日の講師を務める松田先生にバトンタッチです。

まずは座学にてコンピュータの仕組みのお話から。

身の回りのコンピュータについて思いつくものを聞いてみると、中学生になるとタブレットやスマートフォンの利用は当たり前、YoutubeやLINEも勿論使っていると知って、コンピュータの存在はどんどん身近になっているんだなと感じました。

そしてBASICプログラミングの実習に入ります。

もしかしたらキーボードの文字入力に手間取る生徒さんがいるかも?と伺っていたのですが、生徒の皆さん殆どがキーボード配列を概ね覚えていらっしゃったので、授業もスイスイ進みました。
※KidsVentureが実施する出張プログラミング教室では、開催前に生徒さんがどの程度パソコンに触れているかやキーボード入力が苦手かどうかなどをできる限り詳細にヒアリングし、当日は生徒さんを細やかにサポートできる体制を整えてお伺いしています。

今回の授業は見学に来られた先生も生徒さんに混ざって飛び入り参加されていました。

授業の後半は定番の「川下りゲーム」の作成です。

最初は文字しか表示されないし画面も動かないしでちょっと退屈ですが、数行のプログラミングでゲームが完成すると、生徒さん達は皆楽しそうに遊んだり、先生と得点を競い合ったり、とても盛り上がっていました。

生徒さん全員が無事に川下りゲームを作ることができ、ひとしきり楽しんでもらった後は、プログラミングの応用として「距離センサー」の仕組みを実演し、今回のプログラミング教室も無事に終了致しました。

「プログラミング」は世の中の課題を解決したり、もっと便利にするための無限の可能性を秘めています。
身の回りにあるコンピュータはプログラミングされた仕組みで動いていること、プログラミングは皆さんにとって身近であることを感じていただき、そのことが生徒さんの将来に少しでも何か役に立ってもらえることが、KidsVentureスタッフ全員の願いです。

おまけ:バイバイ、また明日!

越谷特別支援学校は小学生から高校生まで沢山の生徒さんが通っており、下校の時間になると沢山のスクールバス(総勢17台!)が生徒さんを乗せて学校を出発していきますが、時間のある生徒さんや先生が校門に立って生徒さんをお見送りしているということで、私たちも一緒にお見送りさせてもらいました。
今日のプログラミング教室を体験してくださった生徒さんも何名かいて、元気に手を振り返してくれてとても嬉しかったです。

新型コロナウィルスをきっかけに「直接会わずともできること」はたくさん増えました。
勿論それ自体はとても良いことですが、こうして直接手を振ってできる「挨拶」って凄く大事な機会なんだなと改めて感じました。

ということで、これにて今回のレポートは終了となります。
改めまして、会場を提供して下さった越谷特別支援学校様、中井先生、そして一緒に参加して下さった先生方と中学部の生徒さんに御礼申し上げます。
ありがとうございました!

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